梅屋シンの「ただ、勝ちにゆきます」から学ぶこと

 

 前の記事でもちょっと書いたんですけど、あれからシリーズ全部見て「なるほどなー」と思ったところなんかをまとめてみました。

 つっても俺もライターほどじゃないにせよそれなりにスロ歴が長いので持論みたいなのはありますし、それは俺のブログ見てくれてる人も同様だと思うので全部が全部正解ってわけじゃないでしょう。勝率だけで言えば軍団、ジグマの方が上だと思いますしね。 ただ、それでもやっぱり良いことは言ってる。学べるところは学ばせてもらって実践に生かせたらきっと梅屋シンも喜んでくれると思うんですよね(適当)

 

 ちなみに最新話である17話までの収支はマイナス166800円です。「ただ、勝ちにゆきます」とは名ばかりに現実は・・・。とは言え、フォローすべき点や考慮すべき点もあるんですよね。ライターの宿命というか。その辺りは最後にまとめて書いておきます。

 

 

 

 

 

 

1.並び順での入場は前に居る連中には勝てない

 これ、動画内で度々言ってるんですけど、基本的に「並び順での入場は前に居る連中には勝てない」んですよ。あくまで基本的に、ですよ。なぜかと言えば、自分より前に居る連中は自分が来るより前に来てる、つまりそれだけ勝機を見出してるってことになるんですね。店の癖や傾向を掴んでいて狙い台がかなり高い精度で絞られてる、言い換えればレベルの高い打ち手です。だから早目に来てそれを確保したい。

 もちろん、中には「イベ日くらいしか設定に期待出来ない〇〇をどうしても打ちたいから有給取って前日閉店直後から並んでる!」って人も居ると思います。が、そういう人が寝袋持ってきてまで並ぶかと言われればそこまでするくらいなら低設定でも近所のガラガラの店で打つでしょうし、仮に居たとしてもごく少数のはずなので気にしなくていいと思います。

 これを意識してるかどうかで次の「朝イチ組の触った台はもう触れない」ってのが生きてくるわけです。

 とはいえ、全国的に並び順での入場って珍しいんですよね。中部圏くらいじゃないですかね?そもそも並び順とは言いつつも各種SNSで話題の「置物」での並びがセーフだったり、1番で並んでいれば確実にその台を確保出来ることから店側との癒着(サクラ、打ち子)もあり得ますし、ぶっちゃけ俺としては並び順での入場には反対です。ピン稼働ですしね。軍団が得をする仕組みで嬉しいってのは軍団だけなもんで、抽選入場が一番丸いと思うんですよねぇ。

 

 

 

2.朝イチ組の触った台はもう触れない

 1の続きにもなるんですけど、自分より前に入場した連中=店の癖や傾向を把握していて狙い台の精度が高い連中が触って捨てた台というのは、高確率で低設定です。当たり前ですよね。それだけ勝ちに来てる人がいつまでも低設定と戯れるはずもなく、触られた後の台というのは既に何らかの判別済みである可能性が高いわけです。

 もちろん朝イチのチェックなんてせいぜい「出目」、「ガックン」、「朝イチ挙動」くらいしかないわけで、触られた後であっても高設定である可能性はあるんですが、自分より前に並んでいる意識高いガチ勢が店の癖や傾向を把握していないはずもなく、当然ある程度の要素を以て見切っていると言えるでしょうから、やっぱり触られた後の台は触らない方が無難だと言えます。

 逆に、抽選入場の場合はそうではありません。自分より知識のない人、たまたまフラッと遊びに来ただけの人が先頭で入場する可能性もありますし、そうした人が触った後だからといって低設定だと決まったわけではない。でもやっぱりヤメられてるという事は何らかの否定的な要素があったということなので、そういう台を朝イチにチェックしておく必要があるわけです。

 これ、太字にしたのは俺が出来ていない部分だからです。というより、これを実践してる人を見たことがない。俺も数人組くらいでノリ打ちしたりってことが学生時代にあったんですけど、少なくとも誰一人としてそういうことはやってませんでしたね。その朝イチの各シマの当たり方や雰囲気を見るってのはやってましたが、どの台が朝イチ触られていたかとかは誰も見てませんでした。それよりは早く回して高設定であれば期待値を増やし、早く見切って他の台を狙いに行きたいって感じでしたね。だから見逃してただけって可能性は大いにありますが、この差が梅屋シン、プロだなーと思った部分です。

 俺もある程度の根拠を持っていたからこそ朝イチ台をブン回すことに意識を割いていましたが、ツモ率は決して高いとは言えず、であれば朝の5分程度で第二第三の選択肢が増やせるのであればそちらを優先した方が良かったかもしれませんね。台移動するわけでもないので損するわけではないですし。

 

 

 

3.可能な限り下見をする

 下見は大事です。俺も可能な限りやるようにしてますが、遠方のホールとかだとそうもいかないんですよね。特に俺の場合、終業時間が遅いので全速力で行っても間に合わないなんてこともザラで、遠方とかだとまぁ無理なんですよ。それでも学生時代は原付で行ける範囲なら絶対に下見していましたね。

 当日では分からず前日下見をすることで分かるのが【出目】なんですよ。古いデータ機だとスランプグラフや前日最終ゲーム数が分からないものなんかもあったりしますが、今時はスランプグラフや前日最終ゲーム数や、なんなら前々日や前々前日のデータまで見れるものもありますからね。そういう意味では、昔に比べれば下見をする必要は薄まったと言えるでしょう。サイトセブンや自社アプリなどでネット上で見れるホールも増えましたからねー。あと、台の配置なんかもP-worldで見れたり自社オリジナルホームページなどで見れたりするので、それだけなら直接下見に行く必要はないんですよ。ということでやっぱり【出目】ですね。

 出目を知っておくことで何が大事なのかというと、ガックンチェックが効くんですよ。逆に言えば、下見をしておかないとガックンチェックが効かないんですよ。ガックンした出目が、前日と同一のものなのか、弄られた後のものなのかってのがさっぱり分からない。それに、ホールによっては朝イチ回さなくても設定変更したかどうか出目で分かっちゃうホールとかもあったりして(高設定が入ってるとは言ってない)、やっぱり出目を知っておくことは大事だと言えます。

 

 

 

4.ガックンチェックや変更判別を優先する

 これ、設置台数の5割以上が並ぶお店とかだともうこれやってる余裕がないと思うんですが、空いてるホールではかなり有効だと思います。梅屋シン本人も映像中で言ってますが、「カニ歩けなければ意味がない」戦法なので、弱イベ日や通常営業日でもノーマルに高設定使ってくれるお店とかだと特にやっぱやっておくべきでしょうね。大前提として3の下見が必須になるので、どちらかと言えばホームにしたい店では徹底したい立ち回りですね。

 1Gでも多く回したい、早く打ちたいって逸る気持ちも分かるんですけど、いったん冷静になってこれが出来るかどうかっていうのはやっぱり上手い下手を分ける1つのポイントだと思います。

 ただこれも言葉では伝えづらいんですけど、店の癖や傾向、対策にも依るんですよね。例えば全台7で揃えてくるお店。射幸心を煽るからか分かりませんが、この頃全く見ないですが、出目を弄ってくるお店はガックンが意味を成さないため機能しません。また、設定変更後に1G回してくる店なども同様に機能しません。俺の経験上最もクソなお店だと即前兆終わるまで回してきたり、なんなら128Gまで回してくるお店もありましたが、こういうクソ店ではそもそも打たないのが正解です。

 で、こういう立ち回りをすることで一番大事なのが、経験値が溜まっていくんですよ。ジグマが強いというのがこの点で、その店をメインで立ち回ってる人はこういう癖や傾向が経験値として溜まってるんですよね。ガックンすれば上げとか、前日出ててもガックンしなければ据えとか。全リセなのか、半リセなのか、そういう事も知っていればより精度の高い立ち回りが出来るってわけですね。

 俺の場合、正直こうした傾向や対策を把握するほど1つのホールに通ってないんですよね。万年ベタピン放置みたいなお店でやっても全く意味を成さない立ち回りですし、継続してこそ効果を発揮するものなので、ベタピンクソホールで立ち回ることが多い俺にとってはあまり意味のない立ち回りだったりします。

 それでもやっぱり一般的に設定を変更してくるということは「上げ」もしくは「下げ」である可能性が高く、立ち回りに役立つ可能性は高い戦法なので可能であればやっていきたいところではあります。案外ホームがクソボッタホールだと思っていても意外と立ち回れることもあるかもしれませんしね。俺はありませんでした。

 

 

 

5.そもそも狙い台がバチッと決まる可能性は高くない

 これ、いつぞやもちょっと計算したんですけど、基本的に毎回ツモれてたら蔵が立つんですよ。専業なら城が立つ。それに、仮に絆の6は5000枚出して当たり前みたいに思ってる人も居ると思うんですけど、割考えたらそれ6を9000G回したときの数値ですからね。まぁなかなか出ないですよ。

 出ることも当然あるし6なら5000枚出しやすい部類ではあると思うんですけどね。それに119%じゃなければ当然それより少ない枚数に収束していきますし、それが6とも限らない。上っぽくても4や5かもしれない。どこまで行っても推定でしかない。

 だから、それが上じゃないかもしれないという可能性を常に考えておきつつ、第二第三の選択肢を用意するってのは大事なこと。勿論、何も打たずに帰るってことも大事。というよりはある意味、狙い台がスカったら帰るのが最も正解に近い行動なんだけどw

 後ヅモは客のレベルにもよるけどやっぱ現実的には難しいんですよね。実際、動画内で高設定らしきものをツモれてることも少なくないけど、酷い目にあう事も多いし、やっぱり期待値が低い状態で捨ててあるので打ち始めのリスクもある。

 ただ、持ちコインとの相談もある。景品交換しちゃうとギャップがちょっと勿体ないし、普通の遊戯者は週に打てて1回か2回、月に4~5回って感じだと思うからなるべく長く楽しみたい、そして勝ちたいという気持ちも分かる。であればこそ、1・2・3・4で書いたような下見から朝イチまでの流れを徹底しておくべきなんですよね。

 

 

 

6.ないものはない

  これはこの梅屋シンの企画を詳しく知らないから何とも言えないんだけど、ライターや演者を呼ぶからと言って必ずしも設定を入れてくれるとは限らないということ。つまり、幾ら高設定を狙ったところでないものはない。どれだけ高設定っぽい挙動をしていても、まぐれ噴きして浮いたとしても、1しかなければ1しかない。打ち続けていればいずれ負ける。

 そういう場合は天井狙いやゾーン狙いをする必要があるんだけど、梅屋シンの場合はそういうエナをするスタイルで売ってるわけじゃないからそれも出来ない。というか特にこうした高稼働日みたいなのは宵越しも狙いにくいし、稼働も高いからエナもしづらいと。

 これは5でもちょっと書いたんだけど、朝イチをスカったら帰るべきってのがこういうところにも起因してる。自分なりに狙いを定めて座ったはいいものの、それがスカったってことは設定を入れてこない日である可能性が高いわけ。あるいは自分の狙いがまるっきり見当外れだったか。

 なんだかんだ言っても自分のクセってのはあって、上げ狙いだなと先に決めちゃったらもうそれしか考えられない。特にスロットの設定なんて外からではほぼ分からないから、もしかしたらある法則があったとしてもその法則に気付くほどの引き出しが自分になければ気付けない。だから、朝イチ朝ニの狙いが失敗したらもう取り返しがつかない場合が多い。そういう意味でもやっぱり朝イチをスカったら帰るってのは限りなく正解に近いと思う。

 演者だから仕方ないとはいえ、必死で打つ理由を探して作って沖ドキを打つ梅屋シンの姿勢は非常に評価できる。沖ドキねー、もうはっきり言って設定もモードも全てヒキ次第なんだよねw本当に無限に負ける台だと思う。それでも、確かにB狙いであれば期待値はあるし、打ちに行く。総合収支とか戦績は無視しても、やっぱり俺には出来ない立ち回りを自分の理論を信じてツッパする姿勢は好感が持てるなぁと思いました。

 

 

 

 一応、最新話まで見て勉強になったのはこれくらい。特にガックン周りですかね。勿体ないっちゃないんですけど、得られるものもある。少なくとも俺は徹底出来てなかったですし、ホームにしているホールであればやっておく価値はあるでしょう。

 一見さんやイベ日しか来ない軍団に勝とうと思ったら傾向を把握し対策を練っておかなければいけないんです。同じ条件だったら人海戦術には勝てませんからね。これは俺が怠っていた部分でもあり、反省点でもあります。

 

 あとはこの「ただ勝ちにゆきます」シリーズで勉強にならなかったこと。これは、やっぱり看板機種を狙うべきなんだよなって事です。看板とまではいかなくても、せめて準看板機種を狙うべき。この辺りはイベントの企画にもよるんで(ライターの好みの台に設定を使うイベントとかもある)必勝本スタッフ仕事しろやとも言えるんですが、そうでなくてもやはり勝たなきゃいけない。

 

 梅屋シンの行動原理も分かるんですよ。仮に設定が入ってなくても長時間の実践を強いられる収録において、看板機種を狙うのはリターンもありますけど勿論リスクもある。長時間と言っても閉店まで打ち切れるわけじゃないので、ハイスペック機をツモったところで生かし切れるかどうか分からないってのも懸念事項です。

 

 となると、119%のようなハイスペック機でないにせよ、まとまった出玉が得られて比較的安定するノーマルタイプを狙いに行くのは当然っちゃ当然ですし、薄いフリーズや爆連フラグに割を取られるATART機よりもノーマルの方が収支も安定しやすい。沖ドキ設定狙いはちょっとどうかと思いますけど、モード狙いは分かる。

 

 そのせいかは分かりませんが、17回実戦してマイナス18万円弱と、とてもじゃないけど「ただ勝ちにゆきます」とは言えない結果となっているわけです。最低でも1度の収録で3000G回してるとしたら50000G以上回してるわけで、50000G回して17万負けってただの養分ですからね。

 

 ただ、フォローするとすればやっぱり現行機種ってそういう台が多いんですよ。高設定とおぼしきバジ3をツモってたこともありますが、最後まで出ませんでしたし。この17回で薄い爆連フラグを引いたかと言えば引いてない。50000G回してるなら32000くらいのフリーズフラグは引いてても良いモンなんですけど引けてない。結果これだけ負けている。

 

 梅屋シンは動画内で「スランプ」と言っていました。確かにその表現は当てはまると思う。フリーズとか引いてませんし。でも、仮に確率通りにフラグを引けていても勝てているかと言われるとそれも怪しいと思うんですよ。だって8000枚ですよ。1発薄いフラグ引いても8000枚はなかなか出ないでしょ。2発引けてたらトントン、3発引けてたらプラスでしょうけど、それはヒキ勝ちであって「ただ勝ち」の趣旨ではないですよね。

 

 ということを加味して考えてみると、やっぱり動画内で低設定を打ってるんですよ。いやそりゃ見りゃ分かるよって思われるかもしれませんが、高設定っぽいバジ3も、もしかしたら低設定かもしれない。ノーマルにしたって低設定のヒキ勝ちかもしれない。あるいはベルやぶどうの引きすぎかも。総合的に考えて、低設定を打ってる時間が長いからこそ負ける金額も増えている。それにしても負けすぎだとは思うんで「スランプ」ってのもあながち的外れではないんですけどね。

 

 だからこそ看板機種や準看板機種を狙わないといけない。もしくは、1でも完全攻略で100%を超える台を延々粘り続けるか。俺をはじめ、多くのスロッターには知識も技術も足りてないのでそれは難しいと思いますが梅屋シンなら出来ただろうし、抽選番号があまりに悪かった場合なんかは適当に座ったジャグの判別をするんじゃなくて、とりあえず1のハナビとかを完全攻略しつつ、後ヅモを狙うっていう立ち回りをすべきだったんじゃないかなと思います。

 

 看板機種は単に甘いから、面白いからというだけでなく、やっぱり設定が入ってるんですよ。設定が入ってるから人気だし、人気で稼働があるからシマ全体で見た時にホール側が黒字になる。

 梅屋シンが「まど2」や「クラセレ」を打つ理由って、ライバルが少ないからって理由でしかない。様々な制約がある演者としてはそれは正解かもしれないけど、それは真似すべきじゃないなーと思った次第です。